2023/10/24

「タラントのたとえ」と商売(金融資本主義)

初めて,このたとえを読んだとき違和感をもった。エホバの証人,統一教会とかオウムはこれに近い。天文学的金を稼ぐ僕(弟子)が評価される。

イエスが利殖(高利貸し)を肯定しているとは驚きだ。貧しきなる者は幸いなるかなとあるから,「マルコとヨハネがこの話を全く伝えていないのは、あるいは、後世の纂入かとも疑われる」のも真実味がある。

メノナイトとかアーミッシュはこのたとえをどう解釈しているのか検索したが,出てこない。旅行にでかける主人もいなければ,金を運用する僕もいないからだろう。ちなみに「僕」とは手足を働かせる農夫とか職人を意味しない。

現代だと「公僕」具体的には大統領とか首相だろうか。日本の首相は世襲議員だ。天皇の侍従も世襲だそうだ。沖縄戦の悲劇をみれば過度な奉公精神(牛島将軍と島田官選知事)は良くない。この問題を自覚したのは職業軍人だった鴎外だろう。

ローマ帝国の親衛隊は何人も皇帝を暗殺した。親衛隊は当然ながらキリスト教徒である。ダメな指導者をポイしても正義なのは旧約を読めばわかる。ちなみに歴代中国王朝は革命により交代してきた。習近平の後継者が安泰とは限らない。

参考
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はじめまして

 タラントの例え話の要点は、高利貸しの鼓舞ではないですよ。

 文脈を見ると、イエスは弟子たちに対して、「再臨(自分がまた来ること)」と「世の終わり」が突然来るので、いつも霊的に目覚めていて、イエスの教えに忠実であるべきことを4つの例え話で語っています。(マタイ24、25章)

 タラントの例え話はその中の一つですが、主人(イエス)は、タラントを増やした奴隷にこう言いました。
忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう」
 (マタイ25:21,23 新共同訳・新改訳・口語訳・文語訳・岩波翻訳委員会訳・フランシスコ会訳)

 例え話の要点は "金儲けをせよ" ではありません。金は「世の終わり」のときに役立ちません。それは日頃のイエスの教えとは正反対であることを弟子たちはよく承知しています。 
 この例え話では、主人はしもべの商才や管理能力を褒めているのではありません。主人が褒めているのは、奴隷の忠実さ(ギリシア語:ピストス=信用できる)です

 ネットを検索すれば、すべての教会サイトや聖書研究サイトがみな、そのように注解しているはずです。

 タラントからタレント(才能)という言葉が生じましたが、ここでは神から与えられた「才能・賜物」を忠実に用いなさいというメッセージが込められた話なのですね。