2024/02/09

命の軽重 鉄血勤王隊 vs ヒトラーユーゲント

ドイツ空軍の対空部隊は女性兵士が多かったそうだ。独ソ戦は人的資源(兵士)が欠乏して負けたから,本土防衛は女性が担ったのか。
ナチスのイデオロギーに従って女性は直接戦闘任務から免除されたが、数十万人のドイツ人女性が少年、時には少女(フラケルファーとして)とともにドイツ空軍砲兵部隊に勤務した。彼らの高射砲は数千の連合軍戦闘機を撃墜した。
ベルリン市街戦戦を描いたドラマではおさげ髪の少女が88mm砲を操作していて虚構だと思っていたが,事実だったのか。観測標定は子供でもできる。ヒトラーユーゲントを指揮していた指揮官は部隊を解散して少年兵を逃げさせた。

一方,沖縄戦での鉄血勤王隊(男子中学生)を指導指揮した校長指揮官は少年を玉砕させた。32軍の兵站を奉仕させた。日本の為政者教育者は下位者に対して,どうして冷酷になれるのか。神罰を恐れる精神が欠如しているからなのかもしれない。これをアイヒマンの良心(凡庸の悪)と言う。

防大生は靖国神社を集団参拝する。彼らに良心(西欧的ヒューマニズム精神)は期待できるだろうか。

米海軍の飢餓作戦で日本は食糧不足に苦しんだが,独裁者ヒトラはドイツ国民を飢えさせなかった。日本の最高戦争指導部は国民の飢餓に殆ど関心がなかったようだ。堂々会議の議題は皇民の生命ではなく「国体護持」であった。表向きの関心事は天皇が訴追されるかどうかだった。

重臣東條は敗戦を皇民の不甲斐なさのせいにした。現代の迷走する政治状況も戦前と変わらない。岸田も国民が務めを果たさないからだと思っているのではないか。

イタリアは国王及び大会議(国会)のファシスト追放と連合軍歓迎でシチリアでは沖縄のような悲劇は起きなかった。君子は豹変できてこそである。本土に帰還した沖縄中学校長は牟田口同様に自責の念はなかったに違いない。

参考
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