2024/02/16

東條を想起させる役人のような岸田首相

東條も本土決戦論者だった。鈴木内閣最後の閣議で内務大臣と司法大臣が最後までポツダム宣言受諾に反対した結果,当然ながら内閣は総辞職となった。ご聖断に反対できたのであれば,開戦に何故反対できなかったのか。国粋主義に加担しないと官僚は出世できなかった。

東條倒閣に動いた海軍大将岡田啓介がいる。海軍機密費を和平工作に使う事を米内が承認していた。しかしながら開戦前に機密費を宮中グループにばら撒く状況にはならなかった。海軍も対米戦争を欲していた。

ネット動画を見ると東條は開戦詔書を受けて,殉ぜよと演説している。往時の日本は農奴制帝国だったのかもしれないと思う。これが天皇制帝国議会の本質だったか。衆院議長が統一教会+セクハラ疑惑で辞任した。現代日本政治の不毛を象徴していると感じた次第だ。イタリアは議会が統帥ムッソリーニと国王を追放した結果,国軍は分裂して内戦が生起した。

ルーズベルトは議会に開戦要請演説をしている。ルーズベルト大統領の演説と比べると昭和天皇の演説(玉音放送)は何を意味しているのかさっぱりわからない。実際,当時の国民は陛下がもっと頑張れと演説したと理解したようだ。衆院議長の細田も実に心もとない。有事になったら議長はどう対応するつもりだったのだろう。日本の国会はその程度なのであろう。憲法改正は国会による2/3の発議が要る。岸田の改憲スケジュールは細田衆院議長の下で実に軽いスピーチだった。「公」が希薄で「私」が勝る。合衆国大統領は原爆開発を民間出身の委員長に諮問させた。町から国家までカウンシルが意思決定する。税の使途を評議する。東條も岸田も背景に巨大が官吏機構があり,予算を配分する。家人の合衆国籍の友人が「藩」を復活させたらと言ったそうだ。市教育委員長とか県警本部長をみると,一理あると思う。

東アジアの毛沢東とか金一族の独裁国も公私混同が甚だしかった。岸田の防衛費倍増決定も実に淡々としていた。吉田内閣以来の軽武装の国是は終わった。機動展開国民保護に0.3兆円から2兆円の増額になった。国民保護に南西諸島住民の避難は含まれるのだろうか。

参考
宮内庁:玉音放送の原盤を初公表 音声も公開「聖戦完遂」を叫んだ東條英機……敗戦後に見せた「躊躇なく『私』を選ぶ精神性」
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