2013/02/14

公立学校教員をどう処罰したらよいか

一般人の場合だと私的制裁は裁判で裁かれる刑事事件になるのだが,学校内の教員の場合だとそぐわない。毎日新聞は現役部員を含む1000人の署名入りの嘆願書について記している。スポーツ活動と称しても練習は軍隊の教練のようなものだったのだろう。軍隊よりも厳しいかもしれない。

米軍はイラクの捕虜収容所での虐待が発覚したとき,時の国防長官は「腐ったリンゴは除けろ」と言った。関与した兵士は軍法裁判で営倉行きとなり,不名誉除隊となった。子供に自衛隊には不名誉除隊はあるのと訊かれたから,軍法がないから多分ないだろうと答えた。長年軍務について,不名誉除隊となると年金の受給が受けられなくなるなど多大な不利益を被る。若年兵の場合は,除隊後の大学への奨学金が受けられなくなる。そういった制度が米兵のモラルを支えている一面もある。教師が公務員の場合,相応の抑止になるのではなかろうか。

毎日新聞によると英国の学校の体罰が禁止されたのは1980年代だと知った。英国海軍の水兵の優秀さは制裁のための棍棒が支えていた事を以前ブログに書いたけど,コントローラが支配される側をちょうちゃくするのは神から与えられた権威だった。英国王が戴冠式に持つ杖は神から与えられ,民を叩く権利を象徴している。やくざ組織であれ,学校であれ懲戒権は必要悪だ。私的制裁が学校教育の部活に必要なのであれは,そのような分野は私立学校で担えばいいだろうと思う。力士の「シゴキ」,熱血教師による「愛のムチ」は受容れられる「羊」を対象にすべきであろう。

多分,くだんのキャプテンは親からも殴られた事がないのだろう。私も殴らないで子供を育てた。親が野球,駅伝,格闘競技に子供を進ませたかったら,幼少の頃からビシバシ叩いて子供に免疫が必要だろう。

高校時代に,新しく赴任してきたマルクス主義を信奉している世界史の教師は,野球部の顧問になった。延々と剰余価値説を述べ,生徒が疑問点を質問すると感情的に反論を制止するような人だったけど,卒業後,野球部は地方の地区大会で善戦するようになった。それと,「お前らは親からの人質だ。学校は少年院と一緒だ」とも生徒に向かい言い切った。今思えば,知的好奇心を全く刺激しない授業だったので生徒側も授業態度にもつい無視するような態度を示してしまったのだろうと思う。

生徒会が体育祭で「棒倒し」を企画すると,職員会議の職権で没になった。とにかく,制服の自由化運動抑圧とか確かに本音は少年院のようにコントロールしていたのかもしれない。幕末,日本を訪れた西欧人は日本は子供の天国と呼んだ。だが明治以降,子供を育む環境は列強に追いつくため学制が導入され,特に兵士ための予備教練の色彩が強かった。体育の号令は軍隊の用語と同じだ。呼び笛は軍隊由来だ。整列行進はイロハのイだった。私の場合,体育の授業の際の点呼と整列は小学校から高校までずっと続いた。大学の体育の実習になって点呼と整列から解放された。例外として,防衛大学校は整列行進して校舎に向かうそうだ。子供は私立の自由学校に入れた。「前へならえ」の命令を知っているか尋ねると知らないという。賛否両論はあるだろうけど,子供を自由な雰囲気の学校で9年間学ばせたのは体育に関しては良かったと思っている。

公立学校は見かけ上民主教育となったけど,体育の授業に見られるようにいまだに国家総動員体制下なのだ。このような教育からは,ビルゲイツもスティーブジョブスも育たないだろう。少なくとも終身雇用の教師が入れ替わるのに30年かかる。とりあえず,異彩な能力を持っている外国人に日本に来てもらって活性化の芽を育んでもらわないといけない。

明治維新を支えた人材は明治の教育ではなく江戸時代の藩校だったのだ。そして歪んだ富国強兵策の教育による結果が大東亜戦争だと思っていいのではないか。
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