2017/02/25

TWE-Lite 振替送金と子供

TWE-Lite を増設しようとしたら,共立電子は売り切れであった。通信販売電材店の価格を調べてみた。

店名 価格 送料
秋月 1945
SwitchScience N/A
共立 在庫切れ
マルツ 在庫切れ 240
せんごく 1945 432
サトー 1944 300
Aitendo 1800 490
Amazon 在庫切れ

マルツに発注したら,メールが来て実際は在庫切れで「次回入荷予定が2月末~3月上旬」だそうだ。電子部品の納期は前倒しになった経験がない。購買部の言葉はあてにならなかった。入庫するかどうかわからない部品を使って設計するなと上司から同僚が叱責された。業者,購買,製造,開発設計間の風通しがわるかった。それが,転職したら前倒しで部品が入手できて驚いた。支払い条件,購入ルートとかさじ加減が複雑怪奇だった。購買製造は平気で購入ルートを迂回させていた。出入り業者商社を介在させ,それが彼らの利権だった。富士通購買部に在籍していた同僚がいて,家一軒分の利権を漁り購買部長が失職した話をしてくれた。

戦前の陸海軍はそれは酷かったらしい。富士重工(戦前の中島)が防衛省の軍用ヘリの購入不履行に関して訴えた。手配した部品在庫でどうにもならなくなったのだろう。官とか大企業の直接契約は避けるべきだ。高い口銭を商社に払うくらいで取引すべきだ。商社が介在したくないほどの案件なら当該取引自体がリスキーだ。個人の売買は常にリスクが伴う。官と大会社は担当者の異動でウヤムヤになる。その典型が東京都の市場移転建設だろう。特に高級官僚は2年未満で異動だからタチがわるい。太平洋戦争時の兵器生産は不良品の山だった。戦場で泣かされたのが弾と航空発動機だった。米は占領地から軍票で調達(収奪)した。右翼は中国への ODA を非難するけど,形を変えた賠償なのだ。その政府賠償が中国人に見える形でなされないので,一層タチがわるい。

しかしキーパーツだけはどうしようもない。ホンハイの会長がサムスン相手に,液晶工場の更新時期をとらえて,シャープ液晶の納入価格を 20% 上乗せに成功したそうだ。旧世代の液晶パネルでも商売のやり方があるのだと感心させられた。

2月末はアナウンスだろう。常識的に考えたら3月末でも入荷しないリスクを考えるべきだろう。半導体製造はリードタイムが大きい。営業から上がって来る数量を生産したら,大概は生産過剰になる。その最たるものは造船だろうか。滋賀に越してきたころはダイハツの生産計画は杜撰だったのか,そこかしこに空き地に新車が置かれていた。自社の保管場所では足りず,民間の空き地を借り受けていたのだろうと思う。今ではそんな事もなくなった。意外と遅れているのが電材だろうか。オリンピックに合わせてテレビが売れたので半導体サイクルは4年だった。

共立電子では頻繁に品切れになる。在庫数が少ないからか。在庫が少ないのは売れないからか。Amazon が在庫切れになるので,市中に出回っている量自体が少ない方の可能性が高いか。Amazon は在庫を厭わない業者だから,大量発注しようにも現品がないのかな。

小雨のなか,歩いて郵便局まで振替送金してきた。幼稚園帰りの子供たちと一緒になった。雨の中でも楽しそうに歩いている。雨だと,なにがしかの発見があるからだろう。小中高と成長して進学すると,段々つまらなくなる。詰め込み画一教条主義教育のせいもあるだろう。高校時代,絵が趣味でもないのに写生デッサンが上手な友達がいた。彼は農学部に進学した。彼は結局,官僚の道を選択したけれど,観察力のない私が実験とか設計の道を選んだのは皮肉だ。最初,大蔵官僚だった三島由紀夫は美文の才能を年少の頃から発揮していたが,子供ができるような植物の区別もできなかったそうだ。普通の子供が遊ぶなかで身につけるような観察力がなかったようだ。

ルネサンスの天才ダビンチはヒトの目の構造に関する詳細なデッサンを残している。おそらく眼球を卵などでゲルで被いナイフで切断したと思われる。彼の草稿デッサンは散逸したけれど,その一部はイタリアの美術館で見ることができる。優れた観察力があった。彼は子供の頃,有名な工房に入れられた。今の会社と違い,徒弟になり修業するにはお金が必要だった。英貴族の息子が海軍を希望すれば,父は艦長に学費を払い息子を修業させた。医師も軍将校も徒弟制度だった。当時の大学は神学,法学,医学くらいしかない。天文学とか科学は神学部の神父が実験したり観察していた。Art は学問ではなかった。ルネサンス期になって聖職者ではない学者が出てきた。それ故,長い間学者間の公用語はラテン語だった。

ルネサンス期,ヒトの解体ショーは金持ちの道楽だった。大学教授は市の有力者を立派な円形解剖ホールに集め,客は音楽隊と食事付きの解剖見学を楽しんだ。日本では幕末,蘭学事始めの杉田玄白とかは,オランダ医学書を片手に処刑場の腑分けを他人にさせて感心していた。日本は,この頃から学識と実務が遊離していた。その極端なのは朝鮮中国の官僚だった。実務より詩文が重視された。三島由紀夫みたいな高級官僚がゴロゴロしていた。国が傾くはずだ。

郵便局窓口は機械入力だと手数料が80円だけれども,窓口扱いだと 130 円になると言うが,「2次元マッチ棒アンテナ」と機械入力する自信がない。先方は区別さえつけば,通信欄記入に漢字でなくとも良かったと気づいた。オンライン振り込みは全てカタカナだ。戦中に,カタカナ電文を漢字カナ混じり文に変換していた陸海軍を嗤えない。考えてみたら,加入者名の「サトー電気」も口座番号を入力するだけで,オンライン銀行振り込みのように名義名をカタカナ入力しなくてもいいのかなと思う。移民を増やすためにも,漢字教育をやめて外国語教育を充実させたらどうだ。

看護師に何故,漢字の知識がいるのだ。医師のカルテ記入は英語だそうだ。看護師も英語でいいじゃないか。人体の人種による違いは皮膚,毛髪および目くらいしかない。日本語の分かち書きがなかなか普及しない。戦前の日本の暗号は漢字がなかった。太平洋戦争直前の対米外交交渉打ち切り(開戦通牒)は外務本省からワシントン大使館に打電され,大使館員が暗号機を操作してカナ文に復号化した。これを漢字カナ混じり文に変換清書する。さらに英文に翻訳となる。合衆国はほぼリアルタイムに解読していたというから驚きだ。

日本陸軍の釜賀は何らかの理由により再送された米陸軍の電文を比較,スウェーデン製暗号機の購入,さらに米通信員捕虜の尋問からスペースの換字として Z を入手して解読に成功した。当時の暗号機のレベルでは暗号解読は当たり前でどれだけリアルタイムに解読できるかが分かれ目だったのだろう。日本海軍はドイツ大使館から暗号が破れていると伝えられても無視したようだ。日本海軍の破られないだろうという先入観は何から由来するのか。米海軍暗号解読は全く歯が立たなかったと情報参謀は書き残している。暗号解読も陸海軍はバラバラだった。

郵便局の窓口で印鑑を求められた。訂正印に必要らしい。住銀の行員が印鑑の偽造というローテクで横領した。紙幣の偽造すらできるのだから,印影はスキャナで偽造が簡単だろう。暗証番号の方がよほど安全性が高い。窓口で暗証番号を入力するのだから,これまた印鑑の提示を求めるとはおかしな話だ。ダブルチェックなのだろうか。それでも日付印がスタンプから機械印字に換わっていた。不正防止にもいいかなと思う。住銀大森支店の不正は「システムを不正に操作して金額を水増しする」とあるから,人間が介在するから不正の温床になるのだろう。手書きは不正が難しそうで,政治家の領収書偽造でもわかるように簡単だ。政府は元 NSA 長官を招へいした。スノーデン対策を知りたいな。

何故,合衆国が日本の外交暗号をリアルタイムに読めていたか。多分,漢字カナ混じり文に変換しなかったのだろうと思う。アルファベット->カナ->英訳 もしくはアルファベットをローマ字とみなせば直接,英訳したのではないか。日本大使館が電信員,暗号員,清書書き,英訳,タイピストと多くの手を介在させていたので,手間と時間がかかっていたのだろう。いかにも日本的だと思わないか。

人間の不正は永遠の課題かと思う。不正する性を認めて,どう信頼し合えるか。信頼しない事には社会が成り立たない。その最たる物はカネだ。国債を乱発して,その負債を子孫に継承させていいのか。国家の負債は個人の負債のようにチャラにはならない。国家破綻を薦める経済学者がいるけど,信頼とか信義上おかしいだろう。

政府国債も日本軍の軍票とさして違いがないのだろう。


参考
暗号を盗んだ男たち p266

関連記事

コメント

非公開コメント