2013/09/08

原発汚染水対策費と国立競技場建設費

あるテレビ番組は政府の原発汚染水対策費は巨費と述べた。東京五輪に向けての国立競技場建設費1300億円は巨費ではないのだろうか。どちらも国費である。戦闘機4機分である。東京都の財政は一見,健全にみえても都民の高齢化が進み他の過疎県と同じように老人対策のための社会福祉費増大に苦しむ事は目に見えている。しかも五輪用のインフラ投資は地盤の脆弱なベイエリアに集中しており,防災の観点から都知事の決定は理解に苦しむ。危機対策に余り関心がない都民が選んだ知事が推進するのは仕方がない。ただ,震災が起きると地盤の液状化が酷くなるインフラに国費も投入するのはどうだろうか。

鎌倉幕府のときの都機能は現代とは著しく異なり,政庁が機能していれば良かったが,江戸幕府以降は都市が巨大化して戦災,震災があると経済損失は計り知れない。都市計画の減災をどう設計するか東京都のお役人の知恵が問われる。

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