2017/05/16

国内農業労働生産性は電気ガスより高い(国際比較)

産業別労働生産性
国内農業労働生産性を国際比較すると良くて驚いた。しかし国内の電気ガスの労働生産性は国際的には酷いものだ。政府マスコミは農業の国際競争力を高めなければならないと言うが,電気ガスの生産性向上を優先した方が電力を使わない産業はないので,乗数効果により経済的には はるかに効果がある。

世間がエネルギ業界の省力化(合理化)を主張しないのは,教員雇用が聖域化されているのと同じ扱いなのだろうか。

1940 年体制
合衆国だと州政府とか自治体(County)が財政削減に迫られると,最初に教員がレイオフされる。夕張のリストラがこれからは参考になるのだろうか。夕張の現状はギリシャのように国民全体が公務員を目指す社会に日本はなるのだろうと推測される。日本は戦前から,統制経済化が進み温存された国家社会主義体制を 1940 年体制と呼ぶ。教育勅語が見直されて当然だ。教育勅語は日本の在り方を示すお言葉であり,憲法より大切なのだ。教育勅語を否定するとなると,それは天皇を否定して共和革命を起こすしかないが,それはあり得ない。

幕藩体制と護憲勢力
混合経済と一君万民は江戸期の農本主義を重ね合わせると親和性がいいのだろう。自民党は人口が減少する衰退期の日本にふさわしい価値観道徳を提示できるが,他の党は日本の身丈に合わない現憲法をお題目のように唱えるだけだ。細野氏が憲法を巡る党内事情により民進党の代行を辞めるそうだ。

彼は近江の出身だ。彦根藩は譜代筆頭ながら,倒幕の機運が高まると鳥羽伏見の戦いに東国からの補給部隊の進軍をサポートしなかった結果,大阪の幕軍は短期決戦に迫られた。さらに御三家筆頭の尾張藩と同盟を結んで倒幕に加勢した。別に薩長だけの力だけでご維新がなされた訳でもない。個々の幕臣は優れていたのかもしれないが,指導者不在の公儀体制がどうしようもなくなっていた。

各政党がどれだけ錦の御旗を掲げられるか。新自由主義が富の偏在を格差させただけの面に失望した,これから職を失うであろう中高年,もしくはまともな職に就けない若者の痛みをどれだけ分かち合い,すくいあげられるか。古びた左翼の護憲ではどうしょうもないだろう。

大阪城に兵糧米も備蓄せず,合戦を意図した慶喜は暗愚だったのだろうか。彼は将軍宣下を嫌がったというから,軍事とか戦に関心がなかったのだろう。民進党に軍事に明るい政治家はほとんど見受けられない。

政治経済の多少の失政は日本はそれなりの GDP があるからリカバーできるけど,防衛軍事だけはどうにもならない。戦前,軍部の台頭を許したのは政党が軍を政争の具にしたからだ。その典型が海軍軍縮における政府の統帥権干犯を追求した鳩山由紀夫の祖父一郎だった。今も昔もさえない議会だ。議会議員は国民を表す鏡だから,仕方のない事だ。

参考
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