2013/10/12

H8/3664F 電源誤接続

Slip21 のデバッグ用に AKI-H8/3664F を搭載していた予備ボードを使用していた。このボードは常時オンライン測定しているボードと比較して ADC の動作が安定しなく難儀しながら,デバッグおよび回路の改良を行っていた。数日前から急にPCと通信ができなくなり,チップが発熱するようになった。発熱具合を確かめようと人差し指で触れたら,指の腹に水泡のやけどが出来るほど過熱状態だった。何回か電源の ON/OFF を繰り返しても無駄だった。GND 周りの配線が怪しいと思い回路図で確認してみると,5Vの配線位置がおかしい。Pin23 (+5V) ではなく Pin5 (PB6/AN6) に接続してしまっていた。この状態で書き込みもでき,一応の動作がしていたのだ。しかし,ストレスが限度を超え,内部で短絡したのであろう。接続を訂正して電源を投入すると発熱もなく,正常に動作し始めた。 ADC の不安定も解消した。さすが高品質のルネサスだけの事はあると感心した。でも今日,動作させていた3チャンネルのADC のうち1チャンネルが応答しなくなり,やがて通信もできなくなった。寿命に達したのであろう。パッケージの表面に丸い突起が出来ている。発熱のためプラスチックが溶けるほど,内部は昇温していたのかもしれない。

さて,予備のマイコンボードが動作しなくなり,Slip21 のデバッグをどうするか。
  1. 手元にある AVR を使用し,回路を改造するか
  2. 秋月電子から新たに H8/3664F もしくは H8/3694F を購入するか

新規購入するとなると,ついでに必要と思われる資材を一緒に買えば送料代が浮くのだが,用意すべき品名がすぐ思いつかない。あればいいなと思われる部品とかは忘れないようにメモすべきであった。抵抗に関しては補給を要する抵抗部品はパーツボックスに抵抗値を書いた紙片を入れてある。秋月電子のサイトを閲覧して面白い部品を探してみようか。
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