2013/10/13

病院のスプリンクラー

今朝,TVを見ていたら病院の火災事故の背景について報道していた。匿名の病院関係者がスプリンクラーの設置は費用が高くコストに見合わないという。白々しい言い訳だ。金額は6000万だという。農事関係者が聞いたら噴飯ものだろう。こんな高額なのは利権がからんでいるからだ。厚労省,自治省(消防庁)の承認が関わっている。地元の水道事業者に依頼したらそんな高額にならないだろう。普段は水を流さなくて良いのだから水漏れしても可だ。素人の作業で充分ではないか。センサもなくてもいい。ストップバルブを90度開閉するだけでいい。子供のイタズラ防止に小柄女性の大人の手が届く位置に取り付ければいいだけだ。ただ,日本人の感覚だとベッドから見上げたら,無骨なスプリンクラがあったら安心より不安が先行するかもしれない。

ちなみに,日本海軍が危険物満載の空母の格納庫に消化用の放水設備を設置したのはミッドウェー海戦後だった。何故こんなポカを東大出の艦政本部と海軍大学校出の軍令部が起こしたのか。戦艦の設計は英国から学び,弾薬庫の放水対策を施している。空母の設計は対立する米英から学ぶ機会もなく自力で行ったせいだ。海軍のエリートには学力はあったけど,知力がなかった。加賀赤城は元は戦艦なので舷側には装甲が張られていたが。甲板にはなかった。米空母も甲板に装甲はなかったが,消化設備による応急処置は考えていた。OECD によると日本の大人のアチーブメントテストの成績がいいという。しかし,日本の管理者指導者は実務をできないせいかとんでもない穴があく。往々にしてその犠牲は老人と子供になる。

当該の病院では消化訓練をした事があるのだろうか。設備があっても訓練しなければないのと同じだ。訓練なしに非常時には何の役にも立たない。私が高校生の時,授業中大きな地震に遭遇した。揺れが大きくなり教室内に沈黙が支配した。全クラスで一番賢い生徒が突然,窓から逃げた。後は蜘蛛の子が散るように皆逃げた。

地震が収まり,元の授業が教師から一切の説明もなく再開された。私が通っていた普通科高校の教師は「生徒は親からの人質だ」と平気で公言するような公立学校だった。そこの教師達には子供の安全を思いやる雰囲気などなくその種の職員会議が定期的に行われていたとは思えない。実際,その後も非常時の避難訓練は一切なされなかった。今思えは酷い高校だった。くだんの病院長は消化訓練を指揮した事があったのだろうか。それとも看護師達が適当にやってくれると期待していたのか。どうしようもない日本文化だな。

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