2013/11/12

煙突高さと大気汚染

ロイターによれば,「中国は天然ガス利用を2015年までに2300億立方メートルに引き上げ、2010年の倍以上にするとの方針を掲げている。しかし国内での生産が伸び悩んでいる上、パイプラインや貯蔵能力が不十分ななか、輸入に頼らざるを得ず、不足しがちな状況になっている」だそうだ。となると,石炭に頼らざるを得ない。中国の大気汚染を抑制するため日本の環境技術が注目されているそうだ。石油石炭に含まれている硫黄を除去しても,ある程度以下はコストがかさみ現実的でない。汚染濃度を下げるには拡散させればいい。日本は 100m を超える高い煙突を建設して濃度を薄めた。中国が一斉に大気汚染に取り組み日本流の環境対策をすれば,汚染物質はより広く高く拡散する。その一部は偏西風にのって日本に酸性雨となって降り注ぐ。日本の森林,水源および農地に影響を及ぼすようになるかもしれない。

毎日新聞は社説で使用済み核燃料の1万年に及ぶ放射能管理を理由に反原発を説いている。中国が大規模に原発政策を推し進めても上記の汚染降雨が少し改善される程度だとしても,今世紀末に炭酸ガスによる温室効果により平均温度が4.8℃上昇する恐れを軽減するには今のところ原発推進しか,経済的に妥当な方法はないのではなかろうか。1万年先を懸念して,90年後を軽視するという毎日新聞の思考をどう考えたらいいのだろう。
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