2013/12/05

電池の温度特性

ワイヤレス温度センサの電源に,これまで NiCd 電池を使用してきた。代替として考えられるのは入手が容易なアルカリ乾電池か Ni-MH 電池だろうか。電池メーカは温度特性をネットで公開していないようだ。経験上,低温になると能力が低下する事を知っているが,実際のどの程度なのかわからない。パナは5-45℃の範囲で使用するように書いている。低温側は吐き出せる電流値が低下するのは電気化学反応なので仕方がない。

真夏のハウス内の天井温度は恐らく45℃を超えるだろう。普段,人が見回りに行けない場所の温度を測れるのがワイヤレスセンサの特長だ。-10℃以下だと Ni-MH が有利になり,50℃を超えるような場所だと使い捨て乾電池の方が良いのかもしれない。使用環境に応じて良いと思われる電池を使えるようにしておく。このサイトではどの様に温度毎の環境試験をしたのだろうか。また,他のサイトではNi-MH,NiCd,アルカリおよびマンガン電池の定電流負荷での持続時間特性の比較グラフが掲載されている。これによれば 100mA での負荷の場合,アルカリ,Ni-MH,NiCd およびマンガンの順になっている。実際には,起電力の降下と内部の抵抗の増大があるので一概には言えない。XBee ワイヤレス温度センサの消費電流を検知してその波形を DSO で診ると,DC-DC コンバータを使用しているせいかパルス駆動だった。ピーク値が大きければ大きいほど内部抵抗の増大が効いてくる筈だ。DMM 直流レンジの平均電流では分かり得ない知見を得た。

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