2014/04/04

北鮮 UAV 燃料計

東亜日報によれば,

軍当局は、白翎島に墜落した無人機に関する中間調査結果も発表した。軍によると、無人機の機体は、六角形構造のガラス繊維を重ねた「フォームコア」形態で製作された。4気筒ガソリンエンジンと近距離遠隔操縦用の通信装置、GPSアンテナ2個を搭載した。機体に搭載されたカメラは、日本・ニコンのデジタル一眼レフカメラ(DSLR-D800、3630万画素)だったと、軍当局は確認した。 軍関係者は、「無人機は1.4キロ高度で時速100~120キロで北から飛んで来て、小青島と大青島の上空をなめるようにS字を描いて飛び回りながら撮影した後、白翎島上空で燃料が切れ、パラシュートを開けず墜落したものと推定される」と話した。また、「(飛行距離に応じて)無人機に注入する燃料量の計算を間違えたようだ」

「軍と国家情報院など関係機関による合同調査の結果、坡州市に落ちた無人機には0.9GHzの無線送信機が搭載されていた」とし、「これは無人機を操縦したり、全地球測位システム(GPS)信号を受信する装置で、撮影した写真を電送する装置ではないことが確認された」


だそうだ。燃料消費に応じて,飛行ルートを変更するプログラムが搭載されていないようだ。燃料計そのものを搭載していない可能性の方が高いか。「六角形構造」とはハネカムコアの事で構造工学で学んだ懐かしい。

毎日新聞の4枚の写真からすると2種類の UAV で一種は無尾翼機だ。安定性が悪く燃費が悪そうだ。エンジンが剥き出しの写真をみると単気筒だ。翼の写真も公開していない方のエンジンはカウルで被われているけど4気筒とは思えない。飛行機の最も重要なユニットは翼と動力源だ。車だとエンジンとタイヤに相当する。

日本陸海軍は戦中,悲しい特攻兵器を開発した。人間魚雷「回天」,有翼爆弾機「桜花」。そして陸軍の「剣」。一番まともな「剣」は確か 600 機程の部品を確保し,組立てに入る前に兵器不適格としてされ運用される事がなかった。陸軍の上層部は海軍(連合艦隊司令長官,軍令部総長,海軍大臣)に比べまともだった。「剣」は省ける物は省く設計で,脚は引き込みではなく固定,燃料計もなかった。日本海軍はこの種の兵器を議会と天皇に対して憚り,「金物」として予算を得た。我々の祖父,父らは靖国神社が展示しているキワモノ兵器に乗せられ散華したのだ。

私の設計しているワイヤレス複合センサは電池電圧を親機に送信して,常時その電圧が Slip21 により確認できる。

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