EMET 4.1 インストール
毎日新聞のコラムが Windows XP の更新を勧めている。1年前に DELL GX240 1.7GHz を Microsoft のアップグレード診断テストして合格となったので,Windows 7 をインストールしたが失敗した。原因は USB 1.1 の古さだった。それで,XP を再インストールして現在に至っている。
ハードウェアが古過ぎて,OS をアップグレードできないマシンはどの位あるのだろうか。LAN のプロトコル TCP/IP は古い技術だけれども,信頼性が高く 400MHz PC のサーバ上で 100Mbps の通信速度で快適に常用PCとデータのやりとりができるのでXPは捨てがたい。
IPA 独立行政法人情報処理推進機構がリスク緩和策を掲載している。オンラインで利用せざるを得ない場合,「サポートが継続しているウィルス対策ソフト、マイクロソフト社の無償ツール EMET 等の攻撃対策ツールを活用し、攻撃の検知・回避を行う」とあり,早速ダウンロードしてインストールした。既に .NET Framework 4.0 はインストール済みなのであっという間に終了した。
添付される説明ファイルは英語表記だ。マルウェアの仕組みがメモリ領域に侵入する説明が分かりやすい。Stack,Heap とハンドラの意味が理解できない人にとってはどのように日本語で説明しようと本質は多分,毎日新聞のコラムニスト同様,生半可な知識の受け売りなってしまう。IT教育とはブラウズしてPCを使いこなすだけではないと思う。小学校から CPU,メモリ,コードの基本的な原理を教えないと自動車の原理をわからず,運転するようなものだ。確かにそれでも日常生活には困らないのも確かだ。故障しても携帯から連絡すれば何処でも JAF が来る。アメリカのモンタナの農場に住んでいたらそんな便利なサービスはないだろう。ある程度,父さんは自分で対処しなければならない。
身近な道具を何となく使用して生活できる人達,もしくは手を動かさない管理者が日本の社会に蔓延しているような気がする。昔,日本海軍の複数以上の搭乗員がいる偵察機,攻撃機,爆撃機の機長は操縦士ではなかった。二式大艇,一式陸攻ぐらいの大型機になると,機長はする事がなく双眼鏡で監視するくらいだった。一般にこの種の機長は学歴で決まった。米軍は日独と開戦となると,航空操縦員の不足を見越し,10万人の養成計画を立てた。そして,学歴のない民間の軽飛行機の操縦士であれ志願者は一律に将校にした。ブッシュパパは開戦と同時に海軍に志願したが,実戦に参戦したのは太平洋戦争末期だった。航空機は量産できても操縦員はそうもいかなかった。
原発震災の折,福島第一原発でダメコンに習熟している要員がどれだけいたか。配管図,配線図をみて理解しても実際のバルブを手動操作するのは別問題だ。中央制御盤の運転員が果たしてダメコン操作できるのか。フクシマ危機のとき米大使が再三,支援チームの提供を申し出たが,枝野官房長官は拒否した。フクシマの BWR は東芝日立製とはいえ,設計はGEだ。世界最初に原爆を開発して以来,大量の人材を国立研究機関,軍へ投入してきた米国は危機対応も考え,政府の原発緊急チームを常設していたのであろう。福島には原子力保安院の出先サイトがあったが,危機に何をしたのかよくわからない。戦時中に,民間の軍需工場に常駐していた陸海軍の検査官がいたのとおなじ状況だったのかもしれない。戦争末期,各航空隊から民間工場に戦闘機を受領に行くと尾翼が上下逆さまに取り付けられていた機体もあったそうだ。当該の検査官は飛行原理(翼の機能)も理解していなかったのだろう。実機の外観をみればすぐわかりそうだが,実機を見ずに検査印を押していたのかとも思う。原発震災担当の経産省の審議官の前職はデパート担当だったそうだ。日本の官僚は中国の官僚と同じくらい優秀なので何でも理解できるのであろう。
アヘンを巡り中英の利権が衝突したとき,皇帝は最も優秀な官僚の林則徐に全権を委任した。運動性に劣る中国のジャンクは英艦隊の封鎖に失敗し,北上した英艦隊は黄海に現れた。動転した宮廷は林則徐を解任する事にした。そういった歴史がありながら,中国人知識層は党官僚の統治を当たり前と思っている。天皇と共産党との違いはあるにせよ,日中ともに学歴偏重の社会体制は似ているといえそうだ。
ハードウェアが古過ぎて,OS をアップグレードできないマシンはどの位あるのだろうか。LAN のプロトコル TCP/IP は古い技術だけれども,信頼性が高く 400MHz PC のサーバ上で 100Mbps の通信速度で快適に常用PCとデータのやりとりができるのでXPは捨てがたい。
IPA 独立行政法人情報処理推進機構がリスク緩和策を掲載している。オンラインで利用せざるを得ない場合,「サポートが継続しているウィルス対策ソフト、マイクロソフト社の無償ツール EMET 等の攻撃対策ツールを活用し、攻撃の検知・回避を行う」とあり,早速ダウンロードしてインストールした。既に .NET Framework 4.0 はインストール済みなのであっという間に終了した。
添付される説明ファイルは英語表記だ。マルウェアの仕組みがメモリ領域に侵入する説明が分かりやすい。Stack,Heap とハンドラの意味が理解できない人にとってはどのように日本語で説明しようと本質は多分,毎日新聞のコラムニスト同様,生半可な知識の受け売りなってしまう。IT教育とはブラウズしてPCを使いこなすだけではないと思う。小学校から CPU,メモリ,コードの基本的な原理を教えないと自動車の原理をわからず,運転するようなものだ。確かにそれでも日常生活には困らないのも確かだ。故障しても携帯から連絡すれば何処でも JAF が来る。アメリカのモンタナの農場に住んでいたらそんな便利なサービスはないだろう。ある程度,父さんは自分で対処しなければならない。
身近な道具を何となく使用して生活できる人達,もしくは手を動かさない管理者が日本の社会に蔓延しているような気がする。昔,日本海軍の複数以上の搭乗員がいる偵察機,攻撃機,爆撃機の機長は操縦士ではなかった。二式大艇,一式陸攻ぐらいの大型機になると,機長はする事がなく双眼鏡で監視するくらいだった。一般にこの種の機長は学歴で決まった。米軍は日独と開戦となると,航空操縦員の不足を見越し,10万人の養成計画を立てた。そして,学歴のない民間の軽飛行機の操縦士であれ志願者は一律に将校にした。ブッシュパパは開戦と同時に海軍に志願したが,実戦に参戦したのは太平洋戦争末期だった。航空機は量産できても操縦員はそうもいかなかった。
原発震災の折,福島第一原発でダメコンに習熟している要員がどれだけいたか。配管図,配線図をみて理解しても実際のバルブを手動操作するのは別問題だ。中央制御盤の運転員が果たしてダメコン操作できるのか。フクシマ危機のとき米大使が再三,支援チームの提供を申し出たが,枝野官房長官は拒否した。フクシマの BWR は東芝日立製とはいえ,設計はGEだ。世界最初に原爆を開発して以来,大量の人材を国立研究機関,軍へ投入してきた米国は危機対応も考え,政府の原発緊急チームを常設していたのであろう。福島には原子力保安院の出先サイトがあったが,危機に何をしたのかよくわからない。戦時中に,民間の軍需工場に常駐していた陸海軍の検査官がいたのとおなじ状況だったのかもしれない。戦争末期,各航空隊から民間工場に戦闘機を受領に行くと尾翼が上下逆さまに取り付けられていた機体もあったそうだ。当該の検査官は飛行原理(翼の機能)も理解していなかったのだろう。実機の外観をみればすぐわかりそうだが,実機を見ずに検査印を押していたのかとも思う。原発震災担当の経産省の審議官の前職はデパート担当だったそうだ。日本の官僚は中国の官僚と同じくらい優秀なので何でも理解できるのであろう。
アヘンを巡り中英の利権が衝突したとき,皇帝は最も優秀な官僚の林則徐に全権を委任した。運動性に劣る中国のジャンクは英艦隊の封鎖に失敗し,北上した英艦隊は黄海に現れた。動転した宮廷は林則徐を解任する事にした。そういった歴史がありながら,中国人知識層は党官僚の統治を当たり前と思っている。天皇と共産党との違いはあるにせよ,日中ともに学歴偏重の社会体制は似ているといえそうだ。
追記
OSの脆弱性とか云々以前に,ブラウザの設定がいい加減だと Windows 7 だろうと無関係だ。インターネットオプションを適切に設定して運用しないと無意味だろう。アドオンの警告メッセージが面倒だからとセキュリティ,プライバシのレベルを下げるのはどうかと思う。Cookie を開放していると鍵は有っても施錠していないのと一緒だ。厄介なのは不用意なダウンロードを避けていても,ActiveX のような技術が頻繁にメモリ領域を書き換える。悪意のある書換えも計算機の原理を考えたら可能だ。そうかといって ActiveX を排除したらブラウザの楽しみは半減する。例えば動画サイトがこれに該当する。
日本海軍の暗号そのものの強度は高かったが,運用が不適切で米海軍情報部 HYPO に破られた。戦争中,日独の連絡に潜水艦を派遣した。ドイツは暗号が漏れているとわかり,外務省を通じて日本海軍にその警告が伝えられたが,海軍上層部(軍事官僚)は熟慮する事はなかった。暗号実務は下僚の仕事だった。。。でも,海軍省は特攻の人事部局は特攻兵器ができる前に,いち早く創設して特攻作戦に備えた。悲しい金物「桜花」と「回天」は民間に委ねられず,海軍工廠で生産された。
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