2017/10/13

古代イスラエルと貨幣

合衆国民は連邦税(所得税)に不満を言いながらも,申告期日前の混雑ぶりをみると納税は果たすべき義務どころか,債務のようにも思える。絶対神を信仰しているせいだろうか。聖書には所得の 1/10 を神に納めろと書いてある。イエスも神殿税を否定していない。

しかし聖書学によれば,ダビデソロモンの時代には神殿維持は王費により賄われていた。さらに,考古学によれば当時はヤーウェの一神教ではなかったというから驚きだ。発掘すると,豊穣の女神,雨の神バール象がやたら発掘される。つまり当時のエルサレムの民は多神教であった。唯一神信仰は神官と王族に限られていたのか。バビロン捕囚により 400 年続いたダビデの王統が滅び,捕囚されたインテリ達が一神教を確立したようだ。いわゆるモーセ5書(律法)だ。祭儀儀式を司っていたレビ人の多数がエルサレムに帰還しなかったのが面白い。神殿建設を再開したものの,なかなか完成しなかった。その理由は強制労働ではなかったせいだろうし,捕囚時代のシナゴーグによる集会が連帯感を深めていたせいもあったのだろう。エジプト,メソポタミアにはなかった宗教がここに確立した。資本主義総本家の合衆国のカウンティ郡にその名残が残っているのが実に興味深い。紀元前5世紀の精神が21世紀に受け継がれている。恐るべし啓典の思想である。エジプト脱出奴隷がエジプトのアテン信仰を拝借したとするフロイト説との関連はどうなのか。フロイトによれば,モーセはエジプト人である。

旧約は虐げられた民がモーセに引率され,逃亡脱出して建国,ソロモンの栄華と神に背いた(多神教信仰)ため,苦難を被るという神話である。テルアビブ大学の聖書考古学によれば,エジプトからの逃亡奴隷によるカナンの征服の事実は一切なく,カナンの都市国家支配層の衰退と被支配層による南部カナン諸都市の勃興とエジプトの少数避難民によるコミュニティの融合がヤーウェの前段階のヤフー信仰が始まりらしい。何ともなご都合主義の律法編纂であった。しかし,神話は宗教の本質でもあるのだろう。本来ありうべき楽園を措定して,災難受難の咎を自己の不法行為を原因とするマゾ的思想である。個人的に中高生の時代に聖書に接して以来,いまだに悔い改めができない。原罪意識がないせいだそうだ。

子供の頃,知恵の実を蛇にそそのかされて食べたせいでアダムとイブが楽園を追放される話が好きだった。何気なくBSテレビをみていたら,映画 Matrix が始まった。カンフーを日本の畳道場で戦う日中混同が面白い。基本的にアクション映画だが,合衆国民の宗教観が垣間見えて実に面白い。モーフィアスがネオに赤いピルと青いピルを示し,どちらかを選択しなければならない。日本風の先送りはない。日本は2者択一が下手くそだ。争い競争を嫌うせいもある。仮想と現実の問題は西洋哲学の難問題だった。そこに,預言者とか救世主とかセム系思想とキリスト教とてんこ盛りである。こんな珍妙なシナリオが良く映画化されたなとつぶやいたら,家人が2人の兄弟が書いたと説明してくれた。デジタル放送だと,CGと従来のアナログ特撮の違いが一目瞭然である。ILM が製作したと説明してくれた。冒頭,ネオが違法ソフトかデータを当時のヘビメタ風のアンちゃんに売るシーンしか貨幣は登場しない。仮想社会には通貨は存在するが,実在の Matrix ではどうも通貨は流通していないと暗示しているようだ。実際はさだかではない。実にぶっとんだ兄弟らしく,性も変換しららしい。

こんな世界観の映画は日本になかなかないと言うと,Akira とか巨人の進撃を挙げてくれた。ヒトの脳はかなり風変わりで,いろんな事を考えそれを他人に伝える事ができる。現代の税は金納が原則でる。貨幣だ。古代未開社会でも貨幣はある。数える。数は抽象的な存在である。ヒトの赤ん坊はすぐカウントできるようになるが,チンパンジーではなかなかしんどい。カントはアプリオリのためとした。神という用語を避けた。古代レバントで小さな皮袋に入った小石を英国の学者が発掘した。学者の説明によると,羊飼いが羊をカウントするためだという。小石と羊を 1:1 に対応させて,小石が余れば羊は足りない。実際,羊の放牧の動画をみると群れに同調しない羊がおり,子供が羊を殴って群れに戻す。

日本の貢納は物納が長く,金納に変わったのはなんと明治以降である。バビロン捕囚後のエルサレムの民は神殿税を金納で納めている。西欧では教会税である。教会税が廃止されるのはフランス革命以降である。ドイツ中世の農民は免罪符を銭で納めていた。さらに征服王ウィリアムがイングランドを支配した頃には,地代は金納であった。紫式部が源氏物語を書いていた頃,すでに西欧の農奴は貨幣を使用していた。正貨は金であったから,いつでも金銀が不足していた。金銀不足を補うために奴隷交易が盛んになった。奴隷の対価として銃を払う。奴隷をアラブ,後にアメリカに持ち込み金と交換し,本国に戻る。南蛮人が日本にやって来たのも同じ理由だろう。平戸は日本人奴隷売買の中心になった。

ソフトバンクのCMに代官がお父さんの家に徴収にくる場面があった。物納である。学校教育では江戸期の日本は貨幣経済であると,小学生のときから学んだ。貢納の実態をみると,違うのではないか。

貨幣史によれば,交易に貨幣が使われるのは最初はエジプトでもメソポタミアでもなくアナトリアだそうだ。通貨が広く使われたのは古代ギリシャ。栗本慎一郎によれば,交易の始まりは女の交換だそうだ。その確証は書かれていない。トロイア神話からの類推だろうか。同盟を結んだ国から后をむかえ,その息子が統治する。サウジ初代国王は部族と同盟を結ぶために,100人以上と婚姻しなければならなかった。旧約のダビデ王とまったく同じなのは笑える。これは史実だろう。

偉大な預言者が現れたのがバビロン捕囚後,いなくなる。教典の編纂が終り,どう解釈するかの問題になったのだろう。古代イスラエルの王権は弱体化し,大祭司が権威権力を増す。キリスト教文明でも教皇が絶大な権力を行使した時代があった。新約を読むとイエスを処刑した総督ピラトについで大祭司カヤパが有名だ。当時の大祭司は世襲だ。神殿貴族と称される由来だ。AD 70 にイスラエルが滅亡すると,大祭司はいなくなった。神殿がなくなった捕囚時代に戻ったわけだ。集会の指導者,説教者がラビとして世襲職となった。現代イスラエルでは厳格主義者を除けば,ラビですら影が薄い。

Matrix を 2017 年の21世紀にあらためて見ると,AIとマイクロマシンを的確に当てたようだ。今や,リアルに仮想通貨の時代に入りつつある。カールポランニーによれば市場経済が崩壊すると言う。正確には Transform と呼んでいるから転換だろうか。ヒトを含め生命はエントロピーを食う存在である。肥大化した脳の活動に莫大なエネルギがいる。ブルゾンちえみの35億ではないが,グローバル世界では人口の増大が止まない。ヤーウェが約束した通りだ。情報の単位ビットはエントロピーに還元された。AI は精緻になりいまやベルカーブ(大数の法則)によらない。株式のような市場取引ではプログラムによるテクニカル分析が主流になった。つい,最近ゴールドマンサックスが原油取引で大穴をあけた。予測を外したわけだ。

古代ギリシャでは通貨は2種類あった。ひとつは同胞間同士で使われ,異邦人との通商は別の通貨であった。最初期は食糧とか日常品ではなく,傭兵に対する賃金であった。傭兵の対価は金銀の貴金属だった。貧しかったスイス農民はフランス諸侯王の傭兵となり,金銀を得た。日本史でも足軽が活躍し出すのは室町期応仁の乱以降であるから,貨幣経済の成立時期と合致する。傭兵が価値を失うのは国民皆兵のフランス革命以降である。

古代の戦争で傭兵と言えば,アレクサンドロスのペルシャ戦役である。マケドニアペルシャ双方にギリシャ傭兵を要していた。河原身分であった秀吉は天下分け目の天王山の戦いに際し,播磨の城に蓄蔵した保有する金子を全て分け与えて,戦に臨んだとされる。主戦を足軽が担い,財貨が決め手だったのか。都を確保した光秀が畿内の足軽を確保出来なかった理由は何だろうか。足軽と言っても,平時は農民の事である。当時は兵農分離されていなかった。鍬と銃を持参して傭兵となる。日本では大規模な鎗兵戦は起きなかった。戦場が湿地帯だったせいだろう。まあ,金銭でどちらにもなびく戦闘工兵だったわけだ。そんな足軽に李氏朝鮮の官兵が到底勝てるわけがない。戦争のプロだった。

古代エルサレムが強固な城壁で守られていても,補給が絶たれ孤立すると,ローマ兵は優れた工兵でもあったから補給路建設と攻城土木を施して,聖都を滅ぼした。その凱旋門がローマに残る。略奪そしてエルサレム市民を奴隷として対価を得る。ヨセフスのようにローマ側に寝返る支配層も多かったのかもしれない。奴隷の価格が暴落したとある。日本最後の奴隷狩は大阪の陣らしい。

人類経済史では市場経済の端緒が傭兵の賃金と奴隷売買にあったとは,驚きである。西欧諸国がISを非難するのは傭兵組織と人身売買にあるからだろうか。第二次世界大戦後の 1948 年に世界人権宣言が出された。2017 年に都知事の小池百合子が関東大震災時の朝鮮人虐殺を否定する事実をどう考えたらいいのだろうか。コソボ虐殺を首謀したセルビアの指導者は欧州戦犯法廷で裁かれた。お決まりの「人道に対する罪」である。古代ローマは力が正義であった。虐げられる側にこそ正義があるとするのが,旧約の神の精神である。西欧は 1500 年掛かってその思想を受容した。

貨幣経済の発展が傭兵をもたらし,戦争は激しくなった。防衛のための国軍維持にも多額の金が
必要だ。古代イスラエルの民はカナンの難民であった。発掘される土器は彩色のない実に粗末な物である。つまり古代ギリシャ諸都市のような貧富の差はなかった。当時のカナン南部は都市国家でもあったから城壁を具備する。何を何から守っていたのか。奴隷狩だろうか。ギリシャ悲劇とか高度の諸芸は奴隷があってこその文化であった。

ヒトが生み出した交易,市場,貨幣の背景に傭兵そして奴隷が大きく関わっていたのは驚きだった。世界最初の帝国は中東におけるアッシリアである。合衆国民が映画 Star Wars を愛好するのは帝国軍との反乱軍の戦いという設定のためである。Revolt する側にこそ正義がある。ドイツユダヤ系の学者であるマルクスとポランニーが資本主義と市場経済の崩壊を説いたのは面白い。ヘブライズムが捩じれに捩じれて仮想通貨の時代が到来した。どえらい時代になったものだ。

小池百合子と映画 Matrix にはいささかの関連はないのだが,何か引っかかるものがある。戦争も通貨もなくならない。仮想通貨はボーダレスである。日本の政治ではおそらく自民希望が多数を占める。維新と公明は存在感が薄れていくだろう。戦前の官製ファッショは起きないが,画一されたマスコミがその中央統制を助長するだろう。

明治維新とは一言でいえば,役人(武士)を解雇して防備を農民徴募の軍に再編した事であった。しかし昭和になると神官みたいな軍官僚が皇軍と称して,合衆国民兵に負けた。我々の神は中国人民解放軍にも抗えないと何故,直視できないのだろうか。もういい加減にしたらと思うが,歴史的に都市国家を形成しなかった平和な日本史がそれを阻むのだろう。狂気が支配したのではなく,能天気が続くのだろう。

太平洋戦争では余りにも日本の犠牲者が少な過ぎたせいで,日本の神を捨てられないのだろう。そう思えば,自民希望の反中韓も心地よいか。自らを閉ざせば,己も孤立するのは道理かもしれない。農地がないと農業は成り立たない。日本の神仏は土地に固着する。貨幣はノマドな世界を照らし出した。労働と土地が切り離されたのだ。ところが日本精神はまだ未分化の状態のままなのだろうと思う。古代イスラエルの大祭司はファナスで終わる。その後,ユダヤ人はノマド=貨幣に生の糧を求めた。

古代バビロニアでは黄金は「地獄の糞」だそうだ。黄金を飲み込むと,糞に変わる。天皇家において,皇子誕生に際し,枕元に金銭99文を置いて長寿を祈るそうだ。これは貨幣の聖賤性,両義性を表しているのだろう。

貨幣と社会史を通観すると,巷間マスコミが伝えるような貧困が戦争の原因になるのではなく,富(貨幣)が戦争を惹起するのは,まことに皮肉である。そういえば,モンゴルとかの遊牧民も遠征に旅立つのは家畜(資産)が増えてこそである。交易,市場そして貨幣による市場経済も Matrix が暗喩するように虚構なのか。

参考
経済人類学 栗本
2017/10/09

ビニールハウス解体経費と中古農機市場

解体経費と簡易コメリハウス
温室が欲しく,検索してみた。予算がないのでハウスの中古と思い,しかし,ビニールハウスのパイプ引き抜きは大変な作業のようだ。市販の引き抜き器を使用すると,パイプの再利用は難しいようだ。解体を依頼すると坪単価は \5000 だそうだ。ヤフオク,ジモティを検索したけど,中古ビニルハウスはあまり出回らないようだ。

コメリ取扱の最安ハウスだと \19800 だ。防虫ネットも付いている。ゴーヤの苗をことごとく食われてしまったのでありがたい。敷地スペースを考えると,妥当な広さだ。埋設ではないので,極端に風に弱いだろうと思う。日本陸軍歩兵野営用の強度と比較するとどうなのか。大概のボーイはキャンプが好きで,小中でテント設営を体験する。それが高校生にもなると興味の対象がガールとか文学芸術に移り,キャンプへの関心は急に失せる。老境に達すると,少年の頃の興味が蘇るのが面白い。

パイプ径が 20mm もない。曲げ剛性は直径の4乗に比例するから,19.1 mm 品は 22.2 mm に比べ,剛性は 1/1.8 にも低下する。テントのように飛ばされないようにワイヤで懸吊しても,強風で変形してしまうかもしれない。パイプのジョイントははめこむだけである。これもテントの要領だ。剛性を上げるには溶接して補強した方がいいだろうか。風圧による力を計算するとわかるが,結構強い。昔の帆船が浜で凪いでいても,カッターで牽引すると沖の微風で航走しだすのと少し似ている。

英国はドイツに比べ工業力が遅れているのに,バトルオフブリテンの戦いをしのぎきった。ルフトバッフェを迎撃したのは,胴体後部がパイプ布張りの戦闘機ハリケーンだった。レーダによる航空管制でハリケーンを待機させ誘導した。日本のレーダは最後まで,敵の飛行高度がわからなかった。山下将軍がドイツ国防軍を視察し,レーダ標的による高射砲システムにほれ込み技術導入したが,その模倣はできなかった。回路をみるとどうって事はないのだが,当時の電子電気工業は恐ろしく遅れていたのかと思う。検波と電子管がどうにもならなかったのだろうと思う。また,米英のように総力をあげてのレーダ開発とはならなかった。陸海軍の縄張り意識がそれを妨げた。いかにも日本らしい。

布張りの RAF 4発爆撃機は無線航法により,ドイツ都市の無差別夜間爆撃を実施した。劣勢の工業力を知恵と工夫で英国がドイツを打ち負かした。果たして,日本の自衛隊はそんな工夫を人民解放軍相手にしているだろうか。鼻から遅れていると見なすのは妥当ではないような気がする。実際,無数の巡航ミサイルとドローンに日本空自と海自はお手上げだろう。戦争は気合ではない。田母神のような考えの持ち主が空自のトップになるお国柄である。そんな人物を選抜する政治家が酷いが,それを変とも思わない国民は亡国の民である。古代エルサレムはローマ支配に反乱を起こした。シカリと呼称された。短剣の意味である。テロ蜂起したが,鎮圧された。ゲリラ戦という発想はなかったようだ。

日本の皇軍が本土でのゲリラ戦を検討し始めたのは,終戦7箇月前であった。結論は日本兵は自立して戦えないという事実だった。日本兵は Star Wars のクローン兵だった。今の自衛隊も事情は同じだろうと思う。その点,中国は古来,遊民盗賊が官兵相手にゲリラ戦を起こした。毛沢東は遊撃戦を呼んでいるが,水滸伝の世界である。100万の陸軍をシナに派兵したが,中国のゲリラを鎮圧できなかった。そんな伝統の陸自が人民解放軍相手に戦えると妄想する方がおかしいと思わないか。何故か,日本軍は臨機応変に戦えないのだ。古代イスラエルの軍事組織と似ている。大国のハザマにあったイスラエルは自尊心のあまり自己を相対化できなかった。現代日本の指導者の安倍小池をみていると,そんな観がある。両者は戦前の近衛東條と何が違うのだろうか。現実をリアルに直視しないのは何故だろうか。民族性なのかもしれない。

農機買取チラシ
新聞に中古農機買取カラー大判チラシが入った。中古を東南アジアに輸出にするのかなと思いきや,モーサテによれば,国内新規就農者に中古農機市場が活況だそうだ。中途半端な中古園芸施設は解体輸送コストを考えたら見合わないのだろうか。耐用年数を越えたら単なるゴミになるのか。もったいないな。

最近,隣に相次いで家が2軒立ったので,どのくらいの日照時間なのか測るのが先だと,思い直した。温室を造っても,日照が確保されないのなら電飾となるが,そこまでやるつもりはない。ゴーヤの苗の育成に失敗した。気温の上昇を待って,播種を遅れさせたのが良くなかったのかもしれないと思っている。

参考
2017/10/06

働き方改革と労働生産性

「希望」という名の政党が発足した。左派(リベラル)を排除するという。ちなみに自由民主党の英語名も Liberal Democratic Party (LDP) である。公明党が出来て以来,英訳すると訳の分からない政党名がやたらと増えた。維新もそうだ。まともな党綱領もない。英語ではテーゼもしくはプリンシプルという。

合衆国には二大政党がある。共和党と民主党だ。シンボルカラーとマスコットも決まっている。ロバと象だ。代議士になろうとしたら,各州の政党別予備選に出て勝たなければならない。その候補者は検事出身が少し有利なくらいで,世襲とか新聞記者は全く評価されない。国会議員としてふさわしくない候補を選別する機能をはたしている。群馬だか長野では中曽根康弘の孫が出馬予定だ。中曽根元首相は戦時中,海軍主計将校だった。意外と,彼はソロバンを使えたのか。その孫はいったい何ができるのだろうか。内務官僚でもソロバンは必須だったのかな。内務=警察だからそれはないか。ロシアとかフランス内務省を思い浮かべれば妥当か。

希望設立余波で安倍首相の影が薄くなる一方,小池百合子のマスコミ露出度が高まる一方だ。NHK が連合が民進党議員の排除に異論とのニュースを流した。数日前,ガソリンを給油したら,値上げの事前通知が貼られていた。石油はほぼ全量輸入だから,原油価格と為替相場によりガソリンの価格が定まる。現在の電力は石油と LNG の生炊きだから電気代もそうなる。朝鮮有事になったら,それらがどうなるのか。また,どうして起きないのかは私は先物市場価格をみて判断している。北朝鮮問題を国難にする安倍首相の意図は無理がある。韓国に投資しているのは合衆国資本だからだ。小泉劇場の後継者は安倍ではなく小池とは恐ろしい政治の世界だ。トランプ大統領が危機を煽っている。しかし,中東に派兵しており米海兵に朝鮮出動の余力はない。せいぜい限定空爆くらいだろうか。

安倍首相の知恵袋菅氏は「働き方改革」を推進している。労働貴族の連合と談合した結果が,わけの分からない能力による給与格差の是認である。いかに「同一労働同一賃金」を糊塗するかのようだ。

NHK のブラタモリが高知におもむき,高知の上士と下士の差別格差を国民の好きな坂本竜馬をダシに説明した。下士とは足軽身分である。上士は徒士であった。外様土佐の差別は酷かったが,幕府では意外にも足軽身分の勝海舟は抜擢されて,海軍奉行にまで累進した。下士は袴着用は許されなかった。坂本竜馬の銅像は確か靴履き袴姿である。実際の竜馬は草鞋,着流しで大海原を望んでいた筈だが。。。明治になると,高女の女学生までが袴に変わった。明治になっても着物に身分制の名残があった。私の専攻は男女差別はなかったが,女学生には全く人気がなかった。戦前は造兵学科と称していた。阪大の先生が女学生を叱責すると学生センタに駆け込まれるので女学生の指導は嫌だと言っていたのが笑える。阪大大学院の入試時期になると,学生食堂に母親とおぼしき姿が異様に多くなる。戦後,GHQ は中学校の義務教育化と男女共学を推進した。その成果が出てくるのに75年要した。日本人初の女性ノーベル賞受賞者はいつか。この点では,男女平等教育に熱心な共産中国に先を越された。元来,教職研究職は女性向きの職業である。日本の男の先生は異常に多過ぎる。政治家もだ。

ながらく合衆国の自動車労働者は高給で,労働者が郊外の一戸建てに住むライフスタイルは日本のあこがれになっていた。合衆国の自動車産業は国際競争力がなくなったけど,今でも経済成長を遂げている。高給は製造業からサービス業に移行したからだ。しかし日本のサービス業は依然,低給のままである。これでは成長のしようがない。IMF は25年間,日本政府に構造規制改革を勧告し続けている。

小泉構造改革とは正規雇用と非正規雇用の格差拡大容認政策であった。教育無償化もいいけど,保育所の整備もままならないのでは本末転倒である。日本は何故,正規労働者の待遇カットができないのか。官尊民卑,親会社/協力会社,正規/派遣労働者の違いと同じ構造だろう。どうも今のペースで非正規雇用が増加していくと,2030 年には非正規雇用が半分になるらしい。何の事はない厚生年金制度が破綻するのだ。

中小零細企業は政府管掌の国民年金が多い。社員20名以下でも厚生年金の会社があるけど,会社の負担は大きい。親会社がよほど儲かっていない限り,その維持は難しい。製造業の場合だと,親会社の海外工場移転についていけず,普通は廃業となる。滋賀の長浜にはヤンマーとキャノンの工場がある。戦前は鐘紡の城下町であった。北日本と異なり,西日本信州上州は養蚕で栄えた。合衆国の農業不況から始まった大恐慌は婦人が絹のストッキングを購入しなくなり円の為替は半分に下落しても北米輸出は好転しなかった。さらに,上海の綿紡績が台頭して日本製綿製品も中国で売れなくなった。上海事変は中国の綿産業を潰するためだった。合衆国は北朝鮮に何の利権もなく,軍事介入するメリットないにも関わらず,田原総一郎とかが朝鮮有事と煽っている。困ったものだ。内憂を外敵に転化するのは常套手段とはいえ,不安を拡大させるのは戦前と同じ空気のようだ。東北では娘を身売りするほど困窮した。満蒙は日本の生命線といった。その前は隆盛の征韓論だった。

日本は戦後,高度成長を成し遂げたけど,その原因に戦前の総動員体制のおかげだとする説がある。厚生年金も戦時体制下の産物である。構造不況と称される現状に IMF が興味深い日本レポートを出した。その原因は主として人口の高齢化である。ここまでは当たり前だが,地銀の硬直化と中小企業の低労働生産性を挙げている。日本の大企業製造業は工場はあっても実際に部品を製造したりしない。協力会社が請け負う。今では事務職と組立工も派遣労働だ。

レポートによれば日本の中小企業の労働生産性が欧米に比べると低い。しかし,一人親方のような町工場は効率を上げるために工作機械を夜間無人運転する。そのため高価なマシニングセンタを購入してきたから辻褄が合わないな。東の大田区と西の東大阪が町工場集積地として名高い。外観はバラックだが,中のNC工作機械が凄いのだ。数値制御盤はファナックと三菱電機が二強だったけど,今はどうか。東大阪の工場には随分とお世話になった。日本は世界最大の工作機械生産国だったが,今では中国,合衆国,ドイツに追い越され4位である。これはかつて英国が辿った道と同じだ。しかし英国は世界有数の金融立国である。

中小零細企業の低労働生産性は設備ではなくヒトと間接費だろうか。まさに問題のサービス業だ。輸送費と電気代が呆れるほど高い。道路ネットワークと物流はまことにプアである。港湾荷役倉庫業はいまだにヤーサンの利権下にある。小池知事は東京都港湾局を陸軍みたいと評しながら,その利権解体に踏み込めなかった。橋下大阪市長のような都政改革マインドはおそらく皆無だろう。所詮,安倍と小池は同じ穴のむじなのか。

高速道の大都市インタチェンジへのアクセス道路は何故か1本だけである。これをアメリカ人に説明すると一様に驚く。馬車の時代が長ったローマ西欧では考えられないのかもしれない。中国政府が大気汚染原因の元凶がトラックにあるとして,トラック規制を命令して内陸鉄鋼業が困っている。中国の道路は古代から馬挽を前提に建設されていた。日中戦争では中国軍の馬挽輸送による撤収が迅速で日本軍は包囲殲滅に一度たりとして成功した事がない。しかも兵站戦が下手くそだった東條は内地に帰ると,陸軍次官大臣そして首相,陸軍参謀総長まで栄進した。当時の宮中席次では首相より参謀総長軍令部総長の方が格上であった。そんな事情を合衆国の支配層は知悉していなかったのか,大統領が近衛に期待し過ぎた。天皇に親書を送ったのが遅すぎた。一方,補給戦に卓越していた山下将軍は干されたままであった。彼は中堅統制派軍官僚から疎まれていた。本来なら,政治家が軍指導者を選抜しなければならないのだが。マクロン仏大統領が陸軍参謀総長を解任した。マッカーサを解任したトルーマンの人気は高かった。一方,日本だと軍部が大臣を辞任させて,倒閣するのが常だった。さらに戦中の翼賛選挙では憲兵を駆使した東條が翼賛代議士を選別し事情は全く逆であった。内務官僚の懐にも手を突っ込んだのだから,東條幕府との異名になるほど憲兵に依存して内務海軍官僚に全く人気がなかった。海軍は東條暗殺を計画したほどだった。

日本の高速道の計画立案をしたのは官僚である。それを推進したのは田中角栄だ。道路利権を牛耳ろうとした民主党の小沢一郎は失脚した。ヒトラーが推進したアウトバーンは戦後になって活きた。それが同じファッショのイタリアと明暗を分けた。道路事情が悪いと物価が高い。その悪例が京都だろう。余りに酷いので大企業は市内での生産を諦めた。京都の町工場の単価は信じられないほど高い。それでも営業が成り立つのが不思議なところだ。親会社は市場を寡占している分野が多いせいか。江戸期,京都は出版,製薬,製茶の中心だった。貨幣経済と手形も京都で発達した。日本全体が京都のような中小零細企業のような分野に参入できるわけでもない。手っ取り早いのは間接部門の生産性コスト削減だろうが,江戸期,馬耕から人耕に戻った日本の精神風土では無理のような気もする。

町工場を訪れて思ったのは狭隘さといつの時代だと思わせる旧態さだった。若い頃,京都の協力会社に行ったら,土間があった。全くの日の射さない薄暗い家内工場だった。これには驚いた。ある社長が奮起して新工場を建設しても,照明は暗かった。電気代を節約するためである。東京の大田区と台東区はどうなのかは知らない。でも B-29 が台東区の町工場を焼き払ったら日本海軍の魚雷製造が完全にストップしたらしいから,日本の兵器は町工場が支えていた。当時の魚雷は自動制御を具備した精密機器だった。ドイツの科学技術館に行くと,ヤンマーのディーゼルエンジンが展示してある。ディーゼルエンジンのキモは燃料噴射器と内筒の精密加工である。滋賀の農民が農閑期に部品を製造していた。現代の中国の郷鎮企業はそれを大掛かりにしたものだろうと思う。しかし,その生産性は西欧企業のように思わしくないのは何故だろうか。日本大企業が生産性品質向上にやっきになってデミング賞獲得に過熱した時代があった。中小零細企業は取り残されたままだったのか。その後,ISO9000 のブームもあったけど,資本主義本家の合衆国では関心がなくそのブームは去った。マニュアルさえ完備していればOKという生産性を半ば無視した精神が良くなかったのか。

東日本と西日本で商用電力周波数の異なる日本に未来はないだろう。西欧の連邦制国家でも周波数は統一している。日本はまことに不思議な国家である。小池百合子は反原発である。かつての美濃部みたいなものだろう。

中米の古代文明は紀元前に盛期に達し,結局革命は起きなかった。日本の明治維新も革命と呼べるかどうか。文科省は神官のごとく画一教育に熱心である。国民もそれを望む。やっと,3年後小学校に英語教育が正式に導入される。日本より酷い韓国の画一教育だが,小学校英語教育は30年前に実施した。ロイタの大学ランキングでは韓国が上位なのは英語力のせいかな。コピペで学位のとれる早稲田はランク外か。英語が苦手のせいだろうか。香港の大学が漏れているな。このランキングもいい加減か。大前研一がサムスン中研の研究員を奴隷のようだと記したが,論文もそうか。そういえば,古代ローマでは教師,学者は奴隷だったと思い出す。

IMF の報告書では各県の人口減少をグラフ化している。秋田のように恒常的に減少が一定して続くのはそれなりに対応できるが,変化の大きい県は要注意である。東京もそれに含まれる。非正規雇用が 50% を占める 2030 年は東京の人口減少も深刻化するのが印象的である。大阪維新は能天気に大阪万博を目指す。この国はなにかタガが外れたようだ。IMF は地銀を心配している。関西では最有力地銀の京銀の行員は独身寮で公務員試験に励む者が結構いるらしいから,この分析は当たっている。そうかと思えば,外資金融に勤めた行員が代議士に転職したりする。金融と公務員は職務内容が似通っているのかもしれない。これも合衆国の政治ではあり得ない選択だな。そして日本の民主党幹事長は長らく日教組のドンが勤めていた。軍人教師公務員ほど世情(カネ)に疎い職業はないから酷い政党だった。解党は日本のためになるかもしれない。戦前の軍部政権,お隣の先軍政治が上手く回らないのは当たり前だ。

文明開化に遭遇した中津藩士諭吉が,幕臣として遣米使節団の一員となり,驚いたのは合衆国の首都を訪れワシントン将軍の末裔が国家の枢機に関与していない事実だった。電信も汽車もわかっていた。木こり,洋服仕立て屋が大統領になる国家である。それは何故か。聖書を読めばわかる。使徒パウロは伝道のかたわらテント職人であった。一方,孔子様は極端に手仕事を嫌い,「詩文」と「音楽」を重んじた。同じ頃,古代ギリシャのプラトンもそうであった。合衆国は,つまるところキリスト教原理主義の国だ。それ故,合衆国は人道の罪で日本を断罪した。西欧近代精神の根幹はフランス革命である。自由平等博愛と小学校の先生から教わった。旧民主党は友愛を掲げていた。合衆国のコミュニティの奥底にある精神だ。キリスト教の愛の精神がヒューマニズムに転化した。東アジアの日本中国には全くない観念である。それを徹底したのがピューリタンなかでも,電気と自動車を拒否するアーミッシュである。しかし,アーミッシュは人力で耕すわけでは全くない。播種,収穫は徹底した馬挽農機による。YouTube のアーミッシュの品評会が凄い。天皇のお田植稲刈りとは対極の農耕である。西欧革命思想の源は旧約にある。小池知事も「リセット」と言うだけで「改革」とは言わないのがミソか。

イノベーションは創造的破壊が必要だ。小池百合子にそんな才を求めるのは間違いだ。だから脱原発を主張するのか。果たして彼女は合衆国が SMR の開発設計が済んで合衆国原子力規制委員会が製造認証を出した事をどこまで知っているか。知っていても,無視したか。労働規制について,マスコミが問いただしてくれるかどうか。

中曽根康弘が旧民主党を評して,ソフトクリームと言った。融けてなくなるの意だった。これは大当たりだった。「希望」もその類の可能性が大だろうか。中国の諺に雌鶏がトキを告げると国が亡ぶとある。亡国の日本にふさわしい政治家であるのは確かなようだ。中国では4人組の江青女史が西太合に継ぐトラウマになった。持統天皇と北条政子が日本の政治では有名だ。子供を産んだ事のない女政治家はどうなのか。江青ですら子を産んだ。男が言うのも変だが。それだけ少子高齢化の現代日本にマッチしているのだろう。エリザベス1世は Virgin Queen と称された。

英国にビクトリア期が戻らないように,日本にも昭和の再来はない。日本の中小零細企業の低労働生産性の原因はよくわからない。日本農業の低生産性ともリンクしているような気もする。過重労働を厭わない頑張る精神だ。数年前,小学校で雑巾制作と校舎の雑巾がけが,いまだにカリキュラムにあると知って驚いた。私は廊下を雑巾がけした世代だ。大人になり,雑巾がけはTVでの真宗本願寺くらいしかみた事がない。実社会では,モップがけである。腰に負担の大きい手拭き雑巾がけを小学校で学ぶ精神は何か。天皇の田植え稲刈りと同じだろう。苦役を甘受する心が大切なのだ。中小零細企業の低労働生産性の一端もこんなところにありそうだ。この精神は江戸期に発達した。苦しい正座も江戸期から始まった習慣だ。

働き方改革の工程表が年号表示ではなく西暦表示だった。お役所にしては珍しい。そういえば守山市の窓口申請書日付が西暦併記に変わっていた。実はお役所も年号表記は鬱陶しいのか。律儀な年号表記は文科省(学校)と厚労省くらいか。

日本の中小零細企業に欠けているモップに相当する魔法の杖は何だろうか。やはり,公教育の革新か。成果が出るのは百年後である。絶望的だ。この明治以来のいびつな日本社会は自由民権運動の挫折が原因だ。さらに遡れば,秀吉の兵農分離に至る。自由と武装は不可分だからだ。平和=従属の関係は江戸期と戦後期の特徴だ。日本の官兵は合衆国の民兵に歯が立たなかった。自由平等博愛の精神が欠如している名前だけの人民解放軍 PLA (People's Liberation Army)と中国人が世界を先導する事はあり得ない。日本の保守が煽る中国脅威論は虚構だ。日本のかつての皇軍と同じである。どちらも実質は官兵である。
A well regulated Militia, being necessary to the security of a free State, the right of the people to keep and bear Arms, shall not be infringed.
有名な合衆国憲法の武装の権利である。この淵源はイングランド,ロンドンの自由農民兵に遡る。王領では農民を強制徴募したけれど,ロンドンの独立自由農民は自由意志で王に従軍し,王も推戴した。ゲルマンの俗習とローマ法が融合して Rights 権利の概念が確立した。合衆国では武装の権利と人権 Human Rights は表裏一体なのである。昔のロンドン農民の武器である槍が核兵器に変わっただけである。衰退していく日本に合衆国は関心は薄れる一方である。合衆国の東アジアにおける最大関心事は Little Rocket Man ではなく中国の富である。今のまま,吉田政治外交のように対米従属を継続していけば,そのツボを外す事はない。世界の潮流大義にも合致する。しかし,トランプはオバマのように日本と韓国を間を取り持ってくれそうもない。日韓関係は悪化するだろう。安倍小池には韓国を取り込むだけの器量はないだろう。その点,吉田とか大平のような官僚出身の指導者がまともだったのは何とも皮肉である。

マスコミは消費税を論点にしようとしている。厚生年金は破綻するのだから,どのみち税率を大幅に上げなければならない。行政改革に失敗した旧民主党がまた集まった希望の党は同じ結果になるから,これも期待できないだろう。肝心な論点は中韓両国と良好な関係を築けるかどうかだ。そして,エネルギ問題だ。さすれば希望の党の選択肢は論外だろう。消去法でよりましな,世襲ではない官僚出身の代議士が無難だろう。官僚を選択しておけば,モラルのタガが外れた舛添渡辺のような政治家の排除も期待できる。代議士ポスタ用の小池との撮影料は3万円だそうだ。吉兆の女将みたいだな。サッチャーやメルケルのように成れるか。サッチャーはレーガンに取り入った。メルケルは仏独枢軸を堅持している。ウクライナ危機ではプーチンと24時間,クレムリンで交渉した。安倍に交渉能力がないのは早々に終わった下関でのプーチンとの会談結果から判明している。

小池の交渉能力に賭ける選択肢もあるかもしれない。国難を絶叫するだけの世襲の安倍よりはましだろうか。。。元来,民主主義は外来思想である。伝統神道天皇を隠れ蓑の政党はどうなのか。その天皇将軍でも母親の身分が低くても,位に就けたほどのインチキさであった。西欧の為政者は血筋が重要だった。王位継承者に困った危機にこそ,イングランドは庶子の征服王ウィリアムとかエリザベス1世を推戴したのだ。もういい加減,天皇神話をリセットしたらどうだ。そうすれば世襲指導者も減るかもしれない。太子党がはびこる中国の指導者をみると,東アジアでは至難か。未来永劫,自由平等博愛精神の政治はないと考えた方が妥当なのだろう。コミュニティとヒューマニズムのない神道政治をどうしたらいいのか。今世紀は特攻はなくなったけど,過労死社会が継続しそうだ。このままだと,カナダとオーストラリアが日本を含む TPP から太平洋同盟に主軸を移しそうである。日本はそれだけ異端なのだろう。日本人は国連とか国際が好きだが,実際は排除されるのは何故か。その理由は安倍と小池をみれば何となく透けて見える。東條の頃と変わっていない。経典の民にあるような普遍な宗教思想がないからだろうか。両者は靖国(特攻)精神の信奉者である。そんな政治家が心底信頼されるだろうか。狂信的ISと一体,何が違うのか。靖国精神が日本精神の真ごころとしたら,日本の人道主義はうわべだけか。悔い改めを否定する心はヒト(ヒューマン)ではない。安倍にしろ小池にしろ,酷い政治指導者が日本をリードする事になってしまったものだ。しかし,それも国民の選択だから仕方がない。日本人は中国人のような合理精神を持ち合わせていないようだ。合理的農耕を放棄した日本農業をみればわかる。

日本の中小零細企業の低労働生産性は歴史的に日本農業に由来するのではないか。そう考えれば,かつて日本の植民地だった台湾の一人当たり GDP が日本を凌駕したのも何となくわかるような気がする。

政局
差別を助長しかねない政治家を退場させるには道徳とか宗教とかカビのはえたような規範が国民に定着しないと無理のようだ。友愛を掲げた鳩山民主党と靖国を強調する小池希望の党は違うようでも,元は自民党だ。希望の党にくら替えした議員は日本会議のメンバになるのだろうか。次の次の総選挙では靖国翼賛政党ができてもおかしくない。日本の政治は急転回する可能性が高くなった。特攻を是認賛美する指導者だらけだ。。。あとは次の天皇がよく頑張ったと言及すれば,小市民はだまるしかないだろう。

党大会で党員が集まり,党綱領(マニフェスト)を策定する合衆国二大政党がうらやましい。民主党大統領予備選で善戦した,社会主義者と自称するサンダースは上院議員だ。希望の党の「踏み絵」が小池の狭量さを如実に現している。まるで日本版江青女史だな。女ヒトラーは過大評価だろう。意外と,総選挙では勝てないのでは,というのは自民との違いは世襲が少ないだけだからだ。日本会議と希望の関係がどうなるのか気になる。排他的民族主義が日本に蔓延るのは,日本語の特殊性からもやむを得ないのかもしれない。考え方思想は言語の枠を越えられないからだ。私も子供の頃から,母親と先生から言われたのは仲良くという同調協調性だった。「競争」の漢語を編み出したのは諭吉だった。二大政党が競争しないで議会制度に何の意味があるのか。

関電北電九電四電が採用している PWR 加圧水型原発までも全否定するのは東電しかみえない東京中心の思い上がりだ。やっていることは中央集権の官僚マスコミと同じではないか。嫌味な女だ。西日本北海道まで毒をバラまかないでほしい。PWR を止めて地方の活力を削がないでくれと言いたい。別段,関東東北が BWR を廃止するのは何も構わないけど。

参考